自己紹介
牧野美紀(1stFlute) 今日の風は野分きの風・・・?秋から冬にかけて吹く強い風をいうようです。
そんな季節の移り変わりをふと感じられる そんな年になってきました。
愛媛の松山から、結婚と同時にこちらに来て、もう17年になります。学生時代に使ったフルートもお嫁入り道具に入れ、参りました。もちろん、こちらでの生活は、日々、家事、育児に追われ、フルートはずっと押入れの中・・・・。また吹くことなんかあるのかなあ・・・なんて、ただ、ケースの外から眺めながらよく思ったものです。
学生時代は、とにかくのんびり吹いてました。4年あまりでしたが銀色の横笛をもつのがとっても嬉しくて、かっこよく見えて…・好き放題に音をだしていたように思います。
始業式や終業式では、必ず校歌を演奏するんです。たくさんの生徒が並ぶ中、みんなとは、別のところに集まり、演奏を静かに待つ・・・ほんとに目立つところにいるのに、必ずっていいほど私は、話の長い校長先生につかまって、立ちくらみを起こし、あえなくダウン。最後の出番の校歌の演奏をいつもできずに終わっていたという苦い思い出があります。
吹奏楽コンクールの練習の日々・・・。毎日抜け出して、アイスクリームを食べに行ったけ…。楽しかったな。
たいした経験をもっているわけではないのに、またフルートをはじめたいと思うようになりました。フルートのやさしい音色に魅かれたのでしょうか?
学生時代のあのういういしい、素直で、キラキラした音は、さすがにもう無理かもしれません。
でも、これからは、年齢を重ねてきた分だけの経験と感性を、少しずつ音に表せたら・・・・って思います。豊かで、まるみがあるそんな音作りと、常にそういう自分でありたいと思っています。
なんかとりとめのない文章になってしまいましたが・・・・
最後に私のすきなもの・・・・載せておきます。
冬の日のガラス越しのあったかいひだまりと、ひなたぼっこ。ベランダに干したお布団をパンパンたたくとき。露の季節の青臭い草のにおい。山いもの葉っぱにできた水の玉。夏の暑い日の夕方、アスファルトにまいた水煙。紅葉した葉が今にも落ちてきそうな、この季節。
きらいなもの・・・・雷。 どうか末長いおつきあいを、よろしくお願いいたします。
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