鎌倉新フルート合奏団:合奏団便りから
  玉縄公民館フェスティバル97報告

玉縄公民館フェスティバル97報告

                       安藤隆朗(C.Bassフルート)

 11月16日午後、日ごろ練習会場としてお借りしている玉縄公民館のお祭りに参加する形で、今年も演奏いたしました。爽やかな秋晴れの休日、新潟の小林勇治さんやO.Gの城さんにも加わっていただいて、楽しい演奏会となりました。

 さて、肝心の演奏のほうですが、「アイネクライネナハトムジク」や「ブルートレイン」 が、これまでけっこう練習してきたはずなのに、ちょっとまとまりを欠いてしまって、いまひとつの出来。「風の丘」や「紅葉」は、ほとんどぶっつけ本番に近かったわりに、比較的まとまった良いできでした。

 山野で銅賞をいただいた「軍隊」はコンテスト当日よりもメンバーも増えて、もう貫禄の出来でした。途中には、渡辺先生、佐治さん、五百川先生のトリオによる華麗な演奏もあり、お客さまには十分楽しんでいただけたことと思います。

 最後には予想外のアンコールまであり、予定していなかったので、五百川先生の咄嗟の機転で、「紅葉」でお客様にも歌で参加していただきました。皆さん熱心に歌って下さり(本格的なソプラノの方もいらっしゃいました)、吹いてた私は思わずジーンときてしまいました。


 例年、「演奏者の数の方が聴衆より多い」とか、「身内の人しか聴いていなかった」などという評判の演奏会だったのですが、今年は違いました。最初のセッティングで、「まぁ、20脚も出せばいいかなぁ(10脚じゃぁあまりに寂しいもんなぁ)」、などと思っていた椅子があっと言う間に足りなくなり、開演直前に椅子をさらに十数脚追加し、演奏の途中でもさらに追加する、という嬉しい誤算、、また演奏の途中でお帰りになるお客さまもほとんど無く、最初から最後まで熱心に聴いていただけました。

 終了後には、「もしよかったら録音をいただけませんか? 家族にも聴かせてあげたいので。」などという嬉しい事を行って下さるお客さまもいらっしました。この方は平塚のシリンクス25周年の記念演奏会に出演した鎌倉新フルート合奏団の演奏を聴いて下り、そこで今回のフェスティバルの事を知って、わざわざ平塚から来てくださったそうです。

 こういうファン(?)の方の期待を裏切らないためにも、今後ますます精進していかなければいけません、などとすっかりソノキになってしまった、私でした。


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