鎌倉新フルート合奏団:合奏団便りから
入団のご挨拶

入団のご挨拶

                      M.M(Flute)

フルートは子どもの頃、雪国のチャペルコンサートで聞いたフルートに魅せられて以来、大好きな楽器です。中学に入るとフルートが吹ける!と部活にはいり、田舎町だったにもかかわらず、前述のコンサートで演奏していた先生にもつくことができ、どっぷりとフルートにつかる生活をしていました。大学に入ってからは、フルートはもういいや・・・という脱力からか別の事に興味をもち、気が付けばブランクが15年、そして数年前、思い立って再びレッスンに通い始めたところです。

そのうちに自宅で一人で吹くよりも、誰かとアンサンブルしたいという気持ちになりましたが、出不精なため、HPをいろいろ見ていたところ、行ってみたいと思うアンサンブルを見つけました。紹介状もなく、また実際の演奏も聴いたことがありませんでしたが、飛び込んでみたのが、鎌倉新フルート合奏団でした。見学で初めて聞いたフルートアンサンブルのハーモニーは厚く、パイプオルガンを思わせる響きで、感動いたしました。そして、そのパイプの中の一本に是非加えて頂きたいと思った次第です。

現在、私は子育て真っ最中、3人の子ども(小3男子,年中組の男女の双子)がおります。子どもの手がまだ離れきっていないので、練習に遅刻してしまったり、なかなか思うように出られないこともあり、皆さんにご迷惑をかけない様にと思っています。

  神奈川には2004年に転任で越してきました。その前は大分に4年、東京に4年、仙台に4年、岩手に高校卒業までおりました。

仙台、東京にいた頃は、いくらでもフルートを再開する環境はありましたが、気持ちの方が離れてしまっていて、ほとんど吹いておりませんでした。前任地である大分県某市にいた頃は、のどかな時間の中で、やっぱりフルートが吹きたいと思い始めました。しかし、いざ習おうにも町の楽器屋さんのフルート講師が、地元の高校の吹奏楽部の女子高生というちょっとあり得ない音楽環境でした。その町は、地元の方いわく「陸の離れ小島のような所」でしたが、交通・物流はじめ、音楽環境も同じようだったと今になって思います。そこでの4年間では、思い出すかの様に吹いてみては、拭いてみて・・・くらいしかフルートにふれませんでした。

今、私は藤沢市にあるプロテスタント教会の伝道師をしています。夫は牧師です。私は子どもの頃から、教会に通っていた(父も牧師です)ので、音楽については教会音楽が一番落ち着き、また好きなのかもしれません。(ちっとも詳しくはないですが)。キリスト教は歌う宗教と言われますが、教会で会衆が歌う讃美歌は、信者さんが魂をふるわせて歌うので、上手い下手とは関係なく、まさに生きた音楽だと思っています。

今の教会で私のフルートが用いられることは、ほとんどありませんが、どんな時も私から出る音楽が神さまに喜んで頂けるものになるように・・・といつも祈りつつ、フルートに向き合うようにしています。なぜなら、フルートが吹けることは本当に感謝なことだからです。きっと神さまがお許しにならなければ、私がフルートを吹くことはありません。そこに神さまの、み心がなければ、一度離れたフルートに私が再び帰ることはなかったでしょう。だからフルートを通して、合奏団の皆さんとご一緒させて頂けるのも、神さまが備えてくださった恵みなのだと感謝しています。

しかしながら、いつもそんな思いでフルートを吹くというのは、これがまた難しく、実際はついつい自分勝手な演奏(育児ストレス発散!現実逃避!自己満足!)になりがちです。自宅で一人吹く時にかぎらず、アンサンブルする上でも、気まぐれな演奏にならないように気を付けねばと思っています。

仕事の面では、教会は日曜が一番忙しい日なので、合奏団の練習に出てかけるのが大変だなと思うことが多いですが、今はレッスンもご近所で受けられるし、合奏団にも一駅乗るだけで通えるという環境は、恵まれているのだなぁとしみじみ感謝しています。

合奏団の練習は楽しく、大好きです。あがり症なうえ、音痴なわたし(しかも特技は物忘れ)ですが、どうぞよろしくお願いします。 


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